私が瞳の時刻を、
全て覗き込んでしまわないように、
水の筒のなかで、
私はひとりになる。
私は水の筒をくぐり、
ここの白い宿に出る。
白い筒に、
水の声が反射する、
私は、
それを受けて膨らむ、
膨らみのなかに、私は声を混ぜる、
ぼうと膨らむ、、
私は機械的に、息を吸い込む、
また、ぼう、ぼうと膨らむ、、
静かな手を筒に添える、、
あなたの意識と身体が全て、
ここで溶けてひとつの、、
永い声になりますよう、、
私はそんな祈りをした、、
冷たい空気に当たり、、
ひとりでまたこのよろこびに出ていた、、
かつての歌を思い出し、、
私は笑う、
筋肉は軟らかい、、
私は描く、、
白い筒の中で、
静かに話をしてくれ、、
あなたの歌の話、