<2328>「音はいつから」

 あたしはこの掛け声のなかに、

 潜り、

 生まれ、、

 次第々々に細くなる道、、

 あたしはぼうとそこに立っている、、

 なにごとの生み、

 なにごとの生きる日だ、、

 私は驚きながら、、

 この方面のなかにひとつ育つ、、

 私は膨らんでいた、

 これでもか、これでもか、という、、

 ひとつの時刻を立てながら、

 この場所に、膨らんでいた、、

 

 私は姿をし、、

 ここに、液が流れて、、

 それを浴び、

 浴びるだけ浴び、、

 またそこへ沈む、

 身体だけを、そのリズムに、合わせていく、、

 なにとなく、新しい声に、、

 これらを、そのまま、

 合わせていく、、

 私はどう身体に伝えたろう、、

 これはなにだと言ったのだろう、、

 この振動音、

 私は静かな手をしていた、、

 この場所で、

 いくらも翻りながら、、

 あたしは続く、

 ここに点々と、、

 もののなかのさわぎと同じになり、、

 私はここへ混じる、

 この空隙に、

 そのままの存在の仕方で、

 混じり合いたいだけ、混じっている、、

 いつからの音か、

 いつからの音か、、

 

 ものごとのたくみさ、

 さわぎのたくみさ、、

 身体のなかにあって、、

 声をきけるその時間、、

 私が私として、

 揺らいでいくそのものごとのま、、

 あいだ、、

 生まれていること、、

 静かにそこへ向かって走ること、、

 そこのなかへきこえてしまうこと、、

 おとなど、

 ひとり確かめて過ぎることが可能だ、、

 私には光の印があり、、

 それをまた触る、、

 どこかに線を、引き切るためではなく、、

 関係の深さを作ってゆくため、、

 存在の全てで、触る・・・