私は用意された身体を次々零度の意密へ向けてひらいていくだけなのだった。
存在の底部、
丁寧な身体のなか、
私がこのサワリ、
汗、
一量を当たり前に掴むと、
そこには光、
そこには轟音、、
眩しいです、という、無感の声が、
あたしの底から漏れて、
次々にかわき、
次々に音が鳴る、
次々に生まれてく私ひとり泡のように、
この時節のなかで泡か何か分からなくなったもののように、
すっかりと出て、
私はどうもこんなところで何が、
こんなところで意の身体が、何か、
ある位置を取り、
次々に生まれてくのに合わせ、
私はかたまる、
その激しい仕草のなかでまた、
またかたまる、
や、や、や、次第、次第、次第に、
あなたがたの声という声が入ってきたのですよ、
応答します、
それ、私、肌は、ここです、
ここで、ひとつの、信号です、
と、ひとり、細く、応答します、
この意密は夜だ、
この意密は、きっと夜だよ、
私に掛けた声はその、
なかの管を通り、
その、夜を見つけて、駆けたのさ、
そんなものだから、ほら、
ここで見つかる、
ここで不安定に、増えて、増えて、
増えて、見つかる、
あなたはただの光、
そしてあなたはただの光ではないもの、
意とともに生きることが可能であるもの、
時空に声をばらまいて、
静かに生まれ続けることができるもの、
そこに着きましたら、これは夜の、
これは夜の、
これは夜の、意密です。
夜のなかにおいで、
私は静かですから、
この場所で、どうにも、静かですから・・・