<2221>「水のたのみ」

 今や水から順にひとつの声のする、、

 その、

 ひとつの場所の香を確かめながらで、

 私はいました、、

 む、

 んん、

 そのなかの声といえばあたりまえに太い、、

 私が知っているいくつもの流れの、

 その丸い中心、

 ひたすら振動だとその端で言っている、、

 からだもなにもかも、

 ここへ明らかになりながら、、

 たしかな振動は来る、

 

 はっきりとした、、

 肌の名前に、

 私は参加し、、

 これは、流れそのものであると感じたり、、

 これは、何か分からない、

 ひとつひとつの隆起だと言ってみたり、

 あるいはまた、、

 水の流れのなかで生まれて、

 呼吸しては、、

 ここに参加すると、

 ひとり感じていたり、、

 私には物事が、そういった循環に見えて、、

 いまやこの場面に、

 ひとしく住んでいる人の姿が、、

 ここを当たり前に含むのと、

 時刻を同じにして、、

 あたしはそれぞれの時間のなかで、

 新しく回転する、、

 ものを見事に包む、

 からだから徐々に来る、、

 つながり、

 ほう、とほうけた声を出すところから、、

 存在はひとしくきている、、

 

 ここがひとつのリズムだとして、、

 私は、

 頬に触れるものなにもかもに、、

 名前を託した、、

 そこからいくつも生まれていて、、

 私はここを知っていた、

 順番に印が見える、、

 からだが浮き上がっていく、、

 ん、

 あたしには水のたのみ、、

 増えて、また増えて、というたのみと、、

 ここらで切る、、

 ある一定量まで来たことにより、、

 ここらでちょうど切る、とする、、

 ひとつの声などをきいたりする、

 しぐさのなかのものごとを、見たりしていた、、

 あたしは、長く生まれて、、

 また身体に還っていた、

 ひとつの水を持って、、