あたしがまだ時間の仕草のなかで、
こう声をするのに、
流れがあるからか、、
いつの形か、
いま来て笑っている、
ものがここに見えて、、
このなかで長く笑っている、、
遠くから来ては、
この声のありさまに、
また私は潜るのだ、、
垂れるはたの水の様子、
を、と声を出せ、、
あたしは形が漏れるのを掴まえる、、
この振動に居ながら、
私は垂れる、、
おそれては存在の、、
もののまくのなか、
ひとり被さる、、
あたしはここに深く彫り込まれて、、
ひとつの時間の振動と、
身体をともにする、、
あ、
はっきりと揺れて出てきたのだな、
と、
ここに印を交わしながら、
いる、いるんだ、、
どこまでも振るえて、
どこまでも先へすべりこんで、、
あたしは砂や、
鋼鉄の、
忘れられた匂い、、
その、うしろを感じさせない姿に、、
ただぼうっと立っていて、、
ここを嗅ぐ、
あ、
そう、
どうにも、
どうにもならないというところから、、
私は来たんだ、、
粒が水になり、
水がいまの未決定の相をする、、
あれはじじつのなかでいくつも仕上げられて、、
ここに次々に浮き出てくるのだが、
私はどうも、この模様を、、
当たり前のものとして捉え、
そこから揺らがせて、夢を、、
ここにつくってしまおうとする、、
あたしはあたりまえに揺れて出てきたのだが、、
ここに時日は染ませてくれろよと、、
声をたててきたのだが、
もののひらくその先頭に、、
私はあって、
揺らぐひとつの水の連なりになって、、
ふと、始まっている・・・