確かに私はここにいて、
ここの時刻と何かを共有しているのだが、
どうしてだろう、
いなかったのが当たり前にも思えるし、
いたのが確かな連なりになると、
考えているものもいる、、
さ、
ふわりと浮き出して、
あなたもまたこの呼吸のなかにいましょうと、
声をかけてくれたのだものね、、
日々に違いながら、
ただ漏れ出る、
ただ私は漏れ出る、
ここがどこだろうという顔もしないまま、、
次から次へ、
あなた静かだもの、、
あなたは悲しい、
私はそんな声のひとつひとつになって、
この場に漂っていた、、
空間にどのように染みるか、、
瞬間毎に決め、
その瞬間のズレが、、
微妙な色の差となってあらわれる、、
私は願っていない、
私は何かが良くなるとは信じていない、、
具体的な生活に注視するだけ、、
具体的な生活がどうあるかを探るだけ、、
私の皮膚もそう、、
あれ、同じ空間に、
違う仕事とともに来る、、
私はまた別の線を引きに来たんだ、
そうなのだろう、、
この線はもう踏むことがないかもしれない、、
人間の時間は何処に、
順に来て、、
頭の中で、
いつも、時間ではなくなる、、
次々に変化する、、
ごくあたりまえに、
ひとつところで作られた人間を見て、
また笑む、
また身体に来る、、
つながる、、
あれはひとつのほうけ、、
多分、
私はほうけることによって、、
この身体にあるバラバラなものを、
ひとつの風景にしてしまおうとしている、、
そんなことは無理なのだが、、
誰もいない真昼の電車で、
ただ陽と時間と一緒に、
ほうけて過ごしたところへ、、
何もかもを集めようとしている、、
ひとつ揺らぎながら・・・