<2209>「移と水、印」

 いつに居たか、

 私は移りを常とし始めたのか、、

 それともこの場所で、

 しずかになりはじめたのか、、

 時々ここでほうと声を出しながら、

 あなたは迫る、

 あなたはその回転のなかに何度も来て、

 ここだと合図をする、、

 それは驚くべきことだった、、

 ひとつひとつがからまり、

 こちらへ揺らいでくることなど、

 それらが驚きでなくてなんだろう、、

 私ははじまっていた、

 この長い時刻へそのまま、

 はじまっていたのだ、、

 

 次々に分かれて、

 私は近くにリズムなどもありながら、

 その一切にさわる、、

 一切は触れられて、

 元気になっているのだから、、

 私はそこここへ目をやり、

 私が生まれたことを繰り返している、、

 ものが続き、

 このなかにある、、

 あたしは粒でもない、

 ひとつの水でもない、

 回転でもない、

 もちろん揺らぎでも、

 なかにある風車でもない、、

 身体は、

 状況に対してフラットである、、

 何かを歓迎するでも、

 拒否するでもなく、、

 この振動はここにあった、、

 なにだろう、

 私は驚きなのだろうか、

 むしろこれだけの働きが、

 しっかりと包まれて無音であることに、、

 きっと驚いている、、

 

 あなたも印、

 その確かな集まりのなかで、

 あなたは有し、

 もちろん、、

 じねんに肌を見つめて、

 私は変化している、、

 あ、

 この響きを順番にきけば、

 それが分かる、、

 私が順にここへ来たのが、、

 私は分かる、、

 あるあたりまえの時日の場所へ集まって、

 順に声をする、

 そういった様子なんだ、、

 あなたはどこまでも・・・