<2238>「もののはずむ先」

 確かに、

 このハに、、

 揺れて来たか、、

 あたしはこの空間の、なかに、、

 置かれて、

 ふいに、、

 声を出したくなった、、

 からだのなかに生まれた、、

 ものがある、、

 はずみで時刻に、

 ふれているだけだとして、、

 あなたはこの領界内にいて、、

 こちらへ向けて声を、、

 そう、声をする、、

 

 段々と、

 それぞれ、、

 うん、

 私の身体になってくる、、

 まっすぐ見ていると、

 それら、

 私のなかに入ってくる、、

 ものの振動だから、、

 それらは見事で、

 どこへも正確に、、

 出てくること、

 あたしは辺りを確かめる、、

 どこかから揺らいで、

 ひとつの時間が去ったものとして、、

 私はここを摑む、、

 あるときは砂、、

 あるときは柔らかいこな、、

 うん、、

 ひたすらに渦が巻くものと、、

 この光景を確かめて思う、

 あいだに始まる、、

 その過ぎ端の有り様が、、

 ここに始まる、、

 私は知ります、

 うん、、

 

 なにかあつい、、

 なにか湿る、、

 私は過ぎて、、

 それぞれの、なかに揃い、、

 時刻にいて、、

 ひとつ泡立ち、

 ひとつで流れ、、

 ものの語り、

 ものの隙間にあなたなどがいると、、

 私はひとりで驚く、、

 ここまでよく見えるものなのか、、

 同じ身体なのに?

 いまに続く私なのに、、

 なんだか、、

 節のひとつひとつが確かだ・・・