<2170>「熱、秒、」

 あちらが身体なら、、

 続々ときこえ、

 私は奥の方へ、、

 その姿をあらわしている、

 ア、

 種からはじまり、

 歩だ、

 歩だ、、

 と、こちらの方へ、声を掛ける人、、

 そういう人の全体、、

 を、捉えて、、

 私は生まれ、

 ヒにながくひっかかる、、

 

 まだ幼いときに、

 秘密に見えているものを、、

 次々に囲い込んだ、、

 あなたは風景もなにもかもを吸い、

 このなかで夢とした、、

 漠とした、

 ひとつの気分、

 私はその回転に捉えられ、、

 一量で困っていた、

 なに、

 よそからきこえる、、

 身体が、すべてある、、

 ア、

 紛れて、、

 順に生きること、、

 を知る、、

 身体が熱を動かす、、

 ア、

 重みでどこまでも沈んでしまいそうだ、、

 静かな音、、

 不安定な音、

 かちり、かちり、ト、

 響きを立てて、、

 その時間に膨らんでくる、、

 ア、

 たえまない動き、、

 見事に放られて、

 そこへ出る、、

 

 なにだか含めて来たものの、、

 そのさなかにいて、

 今は、どこを回転するのか、、

 さだかではない、

 私は土のなかにいる、、

 つめたい時間を誘う、

 こんなところへ来て、、

 なにを語っているのだろう、、

 ア、

 あたりまえに弾み、

 姿などいくらも見えて、、

 私はかえる、、

 長い時日の集まりに、かえる・・・