<2140>「あたりまえの底、温度」

 あればその身体に、

 ひとり移り、

 ひとりその物事のなかに垂れる、、

 あたしは次々に垂れていて、

 そのままで巡る、、

 ア、

 流れた身体のもの、、

 今にその風景は分かり、、

 あたしはさわぐ、

 

 身体のなかに畳まれて、

 なにだ、

 これはじごく時ではないか、と、、

 ひとりでここにきいていた、、

 わたしは次々に溢れて、

 次々に生まれる、、

 そのさなかにこうして地面のつめたいそこまで、

 下がり、

 私はシンを振るわしている、、

 きこえる、

 なにかこのものとおいおとが、

 私のなかでしずかに生まれて、、

 しんに来て、ふるえられると、、

 ひとつの時間で知れた、、

 ア、

 あたりまえの体温、

 次々に回転しながら、、

 私はこの底から声をかけて出てくる、、

 この振るえのなかに来る、

 あたしは乾いて、

 ここに放られる、、

 ア、

 いまのあたたかい時刻、、

 身体の深まり、

 どこからともなく出てきて、、

 ひらく、、

 

 ア、

 あれはシンから振るえたあと、

 見つめるとびらだ、、

 そんな気がする、

 私は地面にきこえたままになって、

 そこに動く、

 そこにひとつの光景が動く、、

 身体は束になって、

 ここへまっすぐに来るのだけど、

 その音をどうきく、

 私はそれぞれになりながら、、

 その響きをどうきく、、

 身体の行方、、

 ア、

 かたいとおもえるところに、、

 指がはいり、、

 その流れのなかで安心する、、

 ひとつのしかた、、

 ひとつの液の生まれかた・・・