<2074>「生体はやわらかい」

 人のさわぎのなかに、

 アナタが紛れて、、

 私は、この、静かな一点を、、

 注意して眺め、

 静かに、身体を向けて、、

 ア、辿る、、

 なんだ、、

 迷いのなかなのか、、

 それが、打ち出す響きなのか、、

 なにか、

 方向を静かにきいたまま、

 あたしは生まれてきた、、

 あたしはその最後に次々に生まれてきたまま、、

 だらりと垂れさがってきたのだ、

 

 ア、

 マアクが見える、、

 身体に繋がったものがどこまでもはっきりと見えている、、

 想像の時刻、

 あなたはひらき、、

 あなたは笑顔でこの地平に生まれている、、

 彼方を見たな、、

 そこに参加するものごと、、

 ひとりの響き、、

 あたしは静かな風景に出会っているのだけれど、、

 ここを知り、、

 ここをたくらむ、、

 そのそばから出てくる、、

 まともにアいた姿から、、

 私だけ、

 時刻のフリをして出てくる、、

 照射され、

 その時刻のなかで笑い、、

 いまや、当たり前の姿でここに来る、、

 ア、

 身体はソフトだ、、

 どうしてこう生体なんだろうか、、

 生きているということが響く、

 この廊下に、

 私はまくられているのだ、、

 なにから姿は見えて、

 なにへ、、

 

 続々と姿は来、、

 ここへ来、

 わたしはわずかに浮かび、

 先を見、、

 見、流れ、、

 身体などが全て夢のなかに流れてしまったあとの、

 ここの沈黙を見、

 目覚め、、

 ひとつひとつが泡だ、、

 私が生きていれば、それは泡になり、、

 下方へ繋がり、、

 また正面に来て、

 また重なる、、からからと音を立て、