<2065>「姿の量」

 私は時刻をはたく、、

 身体がその物事を知り、

 静かに浮かぶ、、

 または静かな騒ぎを見ている、、

 阿、

 ここに浮かぶ物事、

 ひとつには素直に、、

 ひとつには軽く、

 あんまり当たり前にここへ浮かぶものだから、、

 どこからもそうして滑って来、

 ひとつひとつの声をきいている、、

 

 身体が跳ねて、、

 今、知らされているもののかど、

 そこへ確かに浮かび、、

 人は、はっきりとした声を出している、、

 ア、

 私は匂い、、

 その向こうを言い、、

 ひとりで知り、

 静かに駆ける、、

 数秒前ここはなにだったのだろうと、、

 そんな口ぐせで来はじめながら、

 私はそこへひらく、、

 なにとも言えない仕草が、

 そこへひらく、、

 あたしは風を知って、、

 その内部に驚き、

 ぼうっと地面に立ったまま、

 今もこちらを見ている、、

 ア、

 晴れていったところの輝き、、

 私は素直に混じり、、

 今もその正面で生きているという姿の量に、

 知らせを受けて、参加する、、

 もののまとまり、

 

 ア、

 身体が離れて、

 ボウとそのリズムのなかに来る、、

 私は、

 歩いてくる、、

 いくつもの瞬間を見ながら、、

 慎重に来る、

 どこかで興奮し、

 どこかで透明な域をさがしながら、、

 ア、

 どんどんと来る、、

 さわぎたって、

 またいくつも知らないことが見えてくる、、

 知ればまた確かめる、

 この全部が身体であることを、

 私はそのなかで、

 順番に言うのだ、、

 あ、局所的、、

 見事に流れて、見事にさわれる・・・