私は生まれ出たことを知らない、、
ただ液の中に居るだけで、
泡立っただけで、、
一点として振るえているだけだ、
招び声が順に重なり・・・
私はそこへ生まれ出た、、
知らないままに、そこへ垂れる液として、、
干、干、干、、
あたしはこのなかで素早く破裂して出来た、、
私が生まれ出てのさわぎ、、
私は身を振るった、
冷たい予感のなかに落ちてきた、、
誰が指し示されて、、
悪寒をここに継いだのか、だ、
だら、だら、、
私が劫点に生まれ出たことは、
良いことでも、
悪いことでもないので、、
あまり感に触れられても困ってしまう、、
あたしはただの事実でしかないので、、
ひとりの沈黙に、
合わさった姿勢で、帰ってしまう、、
また見る、また見る、また見る、、
お前はどこまで行ってもただの事実であるから、
とても分かりにくい、
いや、これ以上のことが分からない、
もう一は全てそこにある、
あァ、燦、時、燦、、
あたしが眩しさに紛れる、、
泥から泥へ、、
果てしのない生命の線が走り、、
私は伝う、
諸方、燦、時、泥、、
かたまる、、
自身に一点が、かたまる、、とける、液、日、