<1516>「接ぎ目の端からとけて」

 だい、だいだい、だいだいだい、

 の、

 なかほど

 無造作な甘みを持って

 敷き詰めた

 ふたつのいろ

 敷き詰めた、、

 ・・・

 腕ぷしの、木くずの、

 順次ねんしょうどう、、

 順次接ぎ目の、

 生活たらしめる、

 生活のなか、接ぎ目、

 割れ目に、だらり、

 だいだい、だらり、

 だいだい、だらり、と、うちたれてゆく、

 わたしのみのすがたのおくのまま

 

 あの、生活の接ぎ目から、遊に興じる、、

 ものおとの、そのなか、まんまなか、

 あたし、蕩じる、、

 そのまなかへ、

 ただ、いまは、だい、だいだい、

 だいだい、だらり、だらり、いつまでも、

 蕩じる、、蕩じる、、さわぎ

 

 あたし、わかるかしら、

 さわぎが、投じた、声のなか、、

 いまだから、だいだい、だらり、

 とうたい、

 蕩じる、、

 わたし、わかるかしら、しら

 しられて、知るかしら、、

 とうたい、、

 ひろいはだのなかへみもほぐされたままの、

 

 あたしを、うたいよう、、

 身体のそばを甘たれて過ぎ、、

 香の、香のあるところ、

 香のあるくところ、、

 ひきたって、、

 つい、ふと、ふと、たらした、だいだいの、為方、テンポ、

 ひとつのリズム、

 を、そのましょうめにとけこませて、

 うたいいる、

 からだの、ふたつの、いき、

 からだの、ふたつの、あき、、

 

 だいと、だいと、だい、、

 ねえとけだしたら、

 あちこちらへ、とけだしたらさなあ、

 どうかなあ、、

 わたしなど、大きな、もう一ぱいの身体をひらききり、

 行方をきいたまま、

 身をひらききり、

 そこへきこえる、、

 ひとつ、ふたつのうたい、

 はらはら、はらはら、

 と、

 だいだい、だらり、のましょうめ、まうら、、