<2404>「香塵の立つ、室(シツ)、種の踊り」

 新しい身体にさわるものがある、、

 どこからのびてもいい、

 あたらしい、

 その時刻にさわるものがある、、

 私は掛けた、

 すると、違う場所にいる、、

 異なった感情を持つ、

 肌のなかでざわざわとしている、

 私は、呼んでいる、、

 一体それがどんな響きか、なんて、

 ことには注意を払わず、

 呼んでいる、、

 身体からまた流れ、、

 もののなかに流れ、

 またひといきでさわれ、

 またひとつの層にさわれ、、

 

 あたしは身体を払う、、

 どんな浸透時として、

 ここを持つのか、すら、、

 さだかではなく、

 なにのなにの紛れ、、

 あたしは地面を見て居、

 身体を見て居、

 爆発を見ている、、

 ちりぢりになるものの要素を見ている、、

 あとは染みて、

 音もなく染みて、、

 最初から地面であった日々、

 最初からひんやりとしていた日にちに還る、、

 私は長くなり、生まれる、

 な、

 なにという、、

 なにというもの、、

 あたしはシツを作る、、

 そこには煙、

 そこには異時の香塵、、

 身体のたより、、

 ものがうすぐらく、、

 あたしはしんとして、

 ひんやりとした場所、マナカへ、

 すっかりアナイされ、

 わたしはそこへおさまる、、

 なにか声のようなものが始まり、、

 私は打刻する、、

 打打、とうつ、うちならす、、

 身体のなかにある種は皆、

 線を見る、

 線を見出す、、

 うたう、

 

 あはらはらはら、、

 なにがなしに声をなしたのかあなたの、、

 なかの種も踊れ、、

 私は接着し、、

 ここへほうほうとほうけ、ほうける、ほうける、ほうける・・・