川は続き、平穏を取り戻した朝へ。
待ち、待ち、暮らしている朝へ。
あたらしくかぼそく道の、ふたりで映る姿。
手招き、平穏に暮れる朝へ。
ふとその流れの一端を、もの珍しく含むとき。
葉の香りが隙間に揺れるとき。
わたしはより一層の遠くを想おう。
あらためて問うまでもない川中の朝に、
ひとは呼吸を浸して、、
あらたに沸いて出たことも知らず、
すみやかに、繰り返し、、
ちょうど気分の真ん中で、
昨日の残りを確かめ得(エ)、
柔らかく訪ねた時は長く。
ある晴れた寒い日に、
知らない名前が通り、、
こんだまたどうしたわけかと思う、
隙間の仕草で、
大仰な回転の記憶のなかで、
わたしの装いが大きくなっているのだ。
としたら、どうしよう。
相変わらず窓は語らない。
窓は、ただ友人によって割られているように見える。
温度が下がる。 激情が過ぎてゆく。
かけるものがない。
ひとり温度の旅へ付き合うことにしよう。
バスが出る。 電車が出る。
たまにはこの気分のままの飛行機も出る。
動揺だ。いつまでも名前を大事に持っていて。
眠る。 語り、語って、 紛れる。
そのまま投げている。
時々、どこまでも遠くへ走っていて、日のなかの意味を知らなくすることがある。
わたしは日のなかに生まれた訳ではないと。
余計な考えを起こさないでくれよと。
しかし、堂々と回り、帰ってくる。
日は、日のまま、そのまま静かに水に差し、過ぎていく。
いつもの動揺のまま。
いつもの過去のまま。
分からずやの言葉がそっくりそのまま揺らぎかく。
関係を定めぬ駅で、、
ただ嬉しさと目、だけになり
後はなにが続いてもよい、
と、ひとりだけでなく思っていたかもしれない。
たったいまのいまの別人に、
昨日まであたりまえに会っていたつもりで、
次にはまた言葉が出る。