あれしら、
ものすごいはやさでたわんでゆくだろう。
よ、長き日。
ひとつの不始末を混乱とともに見つめる日。
あるかなきかしら。
わざと。
もう呼吸を思い出だせないほどに前。
逆さに文字を読んでいる人々。
二度とない言葉伝い、
激しい道。ただひたすらに細い道を駆け上がる。
そのとき呆然としてまさか熱をそのままにしていた。
振りも笑みも眼差しも全ては横に逸れ、
かくあるべくなるさまに縮みあがった。
あれだ しら
形のない入り口。
知らぬマまに覗いて、
あとはだらりと下がり暴るだけ。
のだけ、手だけ、文字だけ。
わたし ら
らの呼吸
らは喉奥から出かかり、何かを遠慮した。
なにとしら、
もうなら、
もう少し淀みに寄りかかりそうならば・・・