ここが身体の全てである限り、私の時刻は不明なままだ。
時刻が不明なままである限り、ここは身体である、
あ。
宇宙の呼吸はあんなに青いのに。
私の横で、あんなに青いまま、しずまりかえっているのに、
私は時刻も知らないなんて。
きっと熱から生まれたんだ。
わたしとわたしでないひととの熱から。
わたしは生まれて、熱なんだ。
きっと、時刻も知らない頃から。
はじまりの家が、いつまでも巨大であることによって。
物理的距離が、時刻の始まりとどうかかわるかをしらないことによって。
ひとつのねつのかたまりだったんだよ。
わたしが、ねつが、てのひらが。
その青い静けさをつかまえたてのひらが。
だ、