<551>「からかぜの吹く道幅」

 適当な形を設けて、ないものねだりの仲間を自認しよう。おおこの、天候と関係のない寒さ。きっと、私がこのように追い込まれているのではなく、追い込んでいることと同一だと思われた。

 聞けるだけの悲鳴を聞いてくれと、切に願う今日それからまた明日。何故この距離を確かめずにはいられないのだろうこれから、よく笑ってなくてもいいから投げて投げて投げてくれることを考えている。ああ、良い足、その歩み。も一度ついてきてという言葉すら、ここにはいらない。