<2301>「色をそこに見る世界」

 まともに色を見、、

 その身体に合っている時刻の、、

 そのなかまで来た、、

 あなたが覗く、、

 その世界のなかまで、、

 私は白く、

 物事が回転するところを、、

 順に、順に、

 渡ってきているのだけれども、、

 これはどうしたことか、

 ひとつの細胞から、細胞へ、、

 次々に移ってくる、、

 これは、果たして、、

 どうしたことか、、

 

 その眠りのリズムに、、

 たしかに、全てを合わせているような、

 そういうところから、

 私は成り立つ、、

 そのしられた複数の時刻から、

 私は漏れてくる、、

 その息遣いを、

 遠方から、確かめている、、

 あなたの存在というものが、ありました、、

 これは時刻のなかで生き、

 こちらへ来る、、

 こちらへどうしたって、、

 ひとつの眠りの形の中で、来る、、

 ああまたたき、、

 ああきれいな、

 うん、

 こんなところへ身体を継いで、、

 なにの話をしましょう、

 私は浮かんだり、

 剥がれて、流れたりしながら、、

 この周辺を、確かめる、、

 時刻が、

 もろもろの場所から、

 実にはっきりと、

 色を持って、きている、、

 

 私はその幾量のメッセージから、、

 似合う色を見出し、、

 好きな響きを取り出し、

 ここへ、生まれていく、、

 静かな瞳の存在する場所、

 いくつもの層が育つ場所へ、、

 あなたを進める、、

 ごくわずかな、この身体を進める、、

 それは、あなたにも、

 はっきり見えているだろうか、、

 ひとつひとつをここで知りながら、

 あなたは見る、、

 見ると、様子は、全部含まれていく、

 身体がそこにあるのだから、

 それはそうかと、思い・・・

<2300>「起動するもの」

 順に、身体を持って、、

 この場へ、参加してくるのだが、、

 その、いくつもの表情、

 私は正面から、それを捉え、

 ひとつ、またひとつと剥ぎ、、

 生まれ、、

 身体のなかに時刻を溜める、、

 そのそれぞれに、

 静かにかかり、、

 私は、驚いている、、

 仮にこの響きが、

 いつまでも同じ形で続いたとして、、

 それは、悲しみだろうか、、

 明らかな時日の、

 回転だろうか、、

 にわかには、

 分かり難く思える、、

 

 そのなかを抜けて、、

 あなたは、声の通りにあらわれてくれれば良い、、

 それぞれを見つめながら、、

 どこから来るのか分からないものを見つめながら、、

 流れてくれれば、、

 私は諸方に立ち、、

 声の輪を、

 偶然に、、

 あるいは、

 全く予定された身振りで、

 ひとつひとつ打ち込んでいく、、

 なにかがまはだかにされ、

 そのまはだかのなかで、

 当たりまえにあたたまり、、

 時刻へと、はっきりと、、

 のびていること、、

 身体が迎えたいだけ迎えているものに、、

 ゆっくりと混じっていること、

 混じったものが、全て、、

 独特の呼吸を頼りにして、

 生まれてくるのだということを、、

 私は掴んだ、、

 掴んだまま、

 この隙間にも流れる身体を、、

 ひとり、驚いて、、

 視線を向けて、

 それに応えてきた、といえる、、

 常に浮き上がるものとして、

 身体がここに、

 あった、といえる、、

 

 そんなところから覗いているあなたは、

 一体、誰の呼吸なの?

 誰を眺めて、、

 誰から生まれるの?

 闘争を、

 ひとつの小さな頭で、

 眺めていたの?

<2299>「光線の青」

 まだどの物事でもない、

 身体を、集めて、、

 私はさらに、

 その集合のなかに帰ることを、、

 ひとり知る、、

 ひとりでまだ、身体のなかにいる、、

 私から逸れて、、

 そこに伝うのかどうかも、、

 よく分からないなか、、

 私は歩む、

 これはどこからひかれてくるのか、

 私は糸を見、、

 そこに膨らむ数々の物事を見、、

 ここで歓喜したり、

 全く静かになったりする、、

 

 ああ、

 私の光線が青いのだとして、、

 それは、

 どこからどこへと続くものなのか、

 いまいち理解していないのだが、、

 さて、

 どこを通ったものごとなのか、、

 私は、

 静かにきいてみたいと思う、、

 この回転のなかで、

 生まれて、

 生きていることが、

 どの先からきこえてくることなのか、、

 知りたいと思う、、

 何とはなしに回転する、、

 それらを、

 長く見つめて、、

 その先へつながる、、

 つながったまま、戸惑い、、

 こちらも素直に、

 時刻のなかに、混ざっていただけだった、

 それを、

 少しきいた、、

 少しきいたままで、今や、、

 すっかり身体は含まれている、

 

 今その場所に時日の、

 光線の青があり、、

 しばらく展開し、

 方向はどこか、、

 はっきりとは分からないままだが、

 彼方から、

 ここに居、

 ここをあたためているものとして、、

 あなたはあり、、

 あなたは不思議な時間として、

 この辺りへのびている、、

 ものを静かに通して、

 ここで生まれているということが、

 一体、どういう類のものかは、分からずに・・・

<2298>「古の声、網、泡」

 自在時に身体が溶けて

 身体は網になる

 不、

 懈怠、、

 静かな天上を覆う

 自体時に

 身体は泡になる

 遠くの方まで、

 その匂いは届き、籠もる

 。

 身体は今、

 天限に向けて、

 おのれの存在の非・重さを伝える

 網と言う網、

 蔦という蔦が

 その存在の、

 沈黙の振るえのままで答える、

 阿。阿。阿。

 呼ぼう、

 身体を、呼ぼう、、

 天限内に

 声は、巡らされているのだから

 呼ぼうか、

 私の、

 古(いにしえ)に咲こう、

 隠れた透明の、

 身体のなかに、咲こう、

 

 私は天限の、

 その、

 ムラ、の内部にまで、

 声を秘めていく、

 声を立たす、

<2297>「この人間は、」

 あたしがまだ身体のなかの時刻として、

 ここに映っていることを、

 どう考えてみたらいいのだろうか、、

 私は住み、

 この光景のなかへ、

 同じように馴染みながら、

 いる、、

 この、

 底の方にいる、、

 身体がたより、

 身体がこの風景のなかの声へ、

 ひとつひとつ染み、、

 私は彼の方へ、

 この人間を転がしていく、、

 

 あなたは勇気があるね、、

 一体この人間は、どうなるか、

 全く分からないというのに、、

 ここに集ってくるのだなんて、、

 いや、

 勇気の問題では、ないという気がするんだ、、

 このさわぎのなかにいながら、

 ひとつの底に、

 手をつけ、

 それは泡立つ、、

 それは、身体の騒ぎのなかに立つ、、

 方向を見ながら、、

 それを知り、流れる、、

 いまの方向を知る、、

 私はそのそれぞれに、、

 ひとつ以上の印を見ているのに、、

 私は何故か、、

 たまらなくあたたかくなる、

 これがたまらなく増えていく、、

 

 私はさなかに、、

 この流れをききながら、、

 いまの声を、

 ここに知る、、

 ここに集まるのは泡、

 しかし、泡ばかりではない、、

 いまのなかに声を流し、

 生きるばかりではない、、

 しられた、隙間から、、

 あなたは次々に来て、

 声の端から、、

 時刻を探る、

 いまはもののなかに、

 こんな、

 はっきりしたものが、あるのか、、

 私は、知れる、、

 このはてのものごとを、知れる、、

 そのなかから来る、

 ひくく、身体がのびてくる、、

 いまに、、

 姿を眺めて・・・

<2296>「短い声を訊く」

 ものの向くなか、

 私は探った、、

 どこでこの身体を得たかも定かでない、

 あれ、

 それぞれのヒはあり、、

 私も浮くのに、

 どこから来ているかが分からない、、

 今あまりにも当たり前に、

 この呼吸の内側へ、

 入ってきたでしょう、、

 間隙の、なかへ、、

 その声の潤みへ、

 入ってきたでしょう、

 あたしは見つけましたよ、、

 この、長い身体のなかにも、

 うん、

 至極当たり前にここへ、、

 ねえ、

 身体などが生きて、ここへ、

 あたしには少しきこえました、、

 

 まるで不明の場所から、巡り、、

 今に立ち、

 今身体は並び、、

 それぞれの光景へ、

 私が息をつく、、

 時計が濡れている、、

 用意された場所を眺める、、

 もののなかを潜り、、

 私は知っていく、

 生まれていく、、

 なにだこのようなところ、、

 膜に覆われて、

 身体がそこかしこにきこえているところ、、

 眺めることが可能で、、

 過ぎて、過ぎて、

 微量のものごとのなか、

 私は居る、、

 私はどうしようもないほど、いる、、

 そこで驚く、、

 なにが身体のなかに入ったのだ、、

 ト、

 ひとつのトオンで訊く、、

 

 入ったら、回転する、、

 同じように過ぎて、場所で、、

 それぞれのなかで回転する、

 生まれる前にいて、、

 私は見る、、

 私はその風景を見る、、

 からだを見る、

 からだから徐々に流れていく、、

 あつまる、はじめる、、

 その仕草の向かうところ、、

 流れる、数に触れて、

 そして並べる、、物事のところ・・・

<2295>「いないなかで」

 ひとりで底、

 うん、

 奥まったところ、、

 身体が次々に来て、

 驚いているところ、、

 なんだ、

 こんな回転の中にあった、

 ひとつひとつ見つけて、

 それは、

 この声のさなかに、

 私を見つけて、

 こちらにはっきりと映る、、

 

 あなたはこれが夢の中の風景だけになると、

 知っていましたか、

 ううん、

 同じ現実を生きているんだと思っていました、

 そうだよね、

 経過するほど、

 どうしても私一人の経験だったということが分かり、

 すっかりひとりになる、、

 これが身体を照らしている、、

 冷たい呼吸が、

 いまひとつひとつ続いている、

 かと言って、

 一緒にいれば、、

 それはただ当たり前に家の人同士になるだけだという、

 どうしようもなさに、

 驚いたことはありませんか、、

 なんという場所にいるのでしょうね、、

 驚きですけども、

 

 ひとつ手をかしてみてください、

 これはどこまでもあたたかいでしょう、、

 不在を、

 どこかに感じますか、

 それは確かにあるでしょう、

 不在が、

 確かな仕方で、

 私はそういう場所にいます、、

 身体だけがまわり、

 ここだけがきこえ、、

 ものが育つ、

 そういう場所に、、

 今具体的な歩みになり、、

 動きになり、

 ここへつながっているものも、

 全部そうだな、と思いながら、

 ひとつひとつを生かしてきた、ということですよね、、

 そうだとしたら、

 ここの響きはおそろしい、、

 ここの巡りはおそろしい、、

 あなたがいくつもある身体で、

 ヒのなかに生まれるのを見て、

 私は何をする、、

 あなたは何の印なんだ・・・