<2299>「光線の青」

 まだどの物事でもない、

 身体を、集めて、、

 私はさらに、

 その集合のなかに帰ることを、、

 ひとり知る、、

 ひとりでまだ、身体のなかにいる、、

 私から逸れて、、

 そこに伝うのかどうかも、、

 よく分からないなか、、

 私は歩む、

 これはどこからひかれてくるのか、

 私は糸を見、、

 そこに膨らむ数々の物事を見、、

 ここで歓喜したり、

 全く静かになったりする、、

 

 ああ、

 私の光線が青いのだとして、、

 それは、

 どこからどこへと続くものなのか、

 いまいち理解していないのだが、、

 さて、

 どこを通ったものごとなのか、、

 私は、

 静かにきいてみたいと思う、、

 この回転のなかで、

 生まれて、

 生きていることが、

 どの先からきこえてくることなのか、、

 知りたいと思う、、

 何とはなしに回転する、、

 それらを、

 長く見つめて、、

 その先へつながる、、

 つながったまま、戸惑い、、

 こちらも素直に、

 時刻のなかに、混ざっていただけだった、

 それを、

 少しきいた、、

 少しきいたままで、今や、、

 すっかり身体は含まれている、

 

 今その場所に時日の、

 光線の青があり、、

 しばらく展開し、

 方向はどこか、、

 はっきりとは分からないままだが、

 彼方から、

 ここに居、

 ここをあたためているものとして、、

 あなたはあり、、

 あなたは不思議な時間として、

 この辺りへのびている、、

 ものを静かに通して、

 ここで生まれているということが、

 一体、どういう類のものかは、分からずに・・・