<3120>「のうとこだま」

 からだ水あじわうあたり、、

 わたしゆくゆくからだからとじて、

 あたしものいくつも動く、

 いくつもさがる、、

 いくつも浮いてきて、、

 あたしくものくもの、

 からだのくもの、、

 からだ向こうの方、、

 からだ浮遊と、、

 からだしずかに声かけて、

 声のなかにとける、、

 ほんの少しの経験、

 ながいしごと、、

 あつまればあつまるだけ、、

 私はいない、、

 私は長い、、

 

 すぐにその身体が、、

 順にきこえる、

 いまから私をつくろう、

 からだがどこへ、

 どの方向へ定まって、

 あたしにきいても、、

 あたしはすべて、

 このはたに漏れて、

 順にきこえて、、

 あたりを湧かしていく、、

 あたりからその声の、

 わきでるあたりにすぎる、、

 あなたの声のさま、

 あなたの向かうあたり、、

 あたしからだのうと、

 のうとこだま、

 のうこだまする、、

 からだからだかたち、、

 あたし晴れのヒ、、

 あたしはだへすごすヒ、、

 私は向かいあう、、

 生まれたばかりのところで、

 私は生まれあう、、

 ねえ、

 僅かなかげりを知って、、

 そこに存在を流し込むひと、、

 ひとのからだ、、

 ひとのうたいよる、、

 ひとの投げよる、、

 からだはたから見る、、

 

 あたしの集中の、、

 その真ん中に、

 いつでも見えて、、

 いつでもきこえて、

 あなたはだからまた先、

 また汁、

 またつながるの、

 またことばの先・・・