<3010>「全ての汗を交換する」

 あんまり何を話すとかは、

 重要ではないんだ、、

 ただ、

 私には最後まで行く用意があることを、

 全身で伝えればいい、

 この先が大したことないとか、

 思いの外つまらないとか、、

 それほどのことではないとか、

 それらを、

 全て引き受ける決意や、覚悟だけを、

 あなたは持っていけばいい、、

 

 何も打ち明けはしない、

 何も告げはしない、、

 ただ、

 あなたは全身で伝えるだけだ、、

 あなたは自分に用意があることに、

 驚き、

 今はもうそれにも慣れている、、

 今はあなたは目を見つめる、

 からだに、

 目に力が入っている、、

 あなたはどこまで行くだろうか、

 この人には、

 最後まで行くつもりがあるだろうか、

 最後まで、

 なんにもないということをちゃんと確認しろ、

 それが今のお前の課題だ、、

 はやく全ての汗を交換しろ、

 それが今のお前の仕事だ、、

 お前はもっと身体になれ、

 身体の仕事をしろ、、

 身体を知りなさい、、

 もっともっとなかへ、

 もっともっと紛れて、、

 これがなんなのかがすべて、

 よく分からなくなるところまで行きなさい、

 必ず、

 必ず行きなさい、、

 恥ずかしくても、

 ださくてもいいので、、

 必ず行きなさい、

 あなたは身体の仕事を置き去りにしている、、

 

 あなたそれでも、

 よくここまで来ましたね、、

 しずかに、

 おのれをダメにしようと奮闘してたのに、、

 よくここまで、

 戻ってきましたね、、

 私はうれしいとかではなくて、

 妙に落ち着いている、、

 あなたが覚悟を示す順番になったんだ、、

 時間がかかったけれど、

 あなたは存在を、

 生かすことを考えるようになった・・・