<2984>「伝えること、吐き出す、無能と素直」

 言葉で伝えることを、

 私はサボってきたな、

 技術がさびついている、、

 だから、

 伝えるだけなのに最初は怒ってしまう、

 でも慣れてくると、

 別に言葉を伝えるのに、

 怒る必要はないことが分かってくる、、

 

 直接弟子にはなっていないけれど、

 私の師匠にあたる人に、

 会いに行ったとき、

 なぜ俺のところにくる、

 なぜ俺のところを選んだと、言われ、

 感覚としか言いようがない、

 本能でそう思ったのだと言ったら、

 本気で怒られた、、

 お前は、

 言葉を生業にするんだろ?

 それなのに、

 熱意を、愛を、

 言葉で説明して、

 相手に伝えなければ、意味がない、

 お前は伝えることを怠っている、

 と言われたんだ、

 それを急に思い出した、

 言われた当時は、

 何を言われているか分からなかったけれど、

 今はよく分かる、、

 

 悪口を言わないようにしている、

 そもそも思いつかないこともある、、

 でも、

 納得のいかなかったとき、、

 納得がいかなかったことを、

 愚痴るでも、悪口を言うでもして吐き出しておかないと、

 納得のいかない相手が、本当は10悪かったのだとしても、

 あなたが何も言わないで溜め込むと、

 相手の悪さを100や200だと思い込んでしまうんだよ、

 だから納得がいかないときは、

 まだ表現が下手でもいいから納得がいかないと、言いなさい、

 そう教えてくれた人がいて、

 私は少し身体が軽くなった、、

 後に引きずらない意味もあるんだ、、

 

 恭平さんの教えで好きなのは、

 無能であることを自覚しなさい、というもの、

 それから、

 プロの素直な人になりなさい、というもの、、

 無能であることが分かれば、

 恥ずかしいとかはなく、ただ毎日当たり前のこととして練習をするだけになる、

 プロの素直な人になれば、

 人にも心をひらいてもらえるし、

 自分がまっすぐにのびていくことができる、、

 気持ちが良いから、好きだという、

 シンプルなこと以外に、何が必要だろうか・・・