<2267>「底、方向」

 あたりまえにこの線を見つめる、、

 そこからしか出ていず、

 じっと見つめる、、

 見つめて、穴、知らぬのに、

 ここに育ち、

 たしかな空間のなかで、

 声をかける、、

 あたしはどこから来たのでしょう、、

 ごくあたりまえの速度で、

 戸惑いながら、

 言葉をくれる、、

 じっと、その手元を見つめる、、

 行方が定かになる、

 揃って生まれて、、

 ここには何か、

 はてのない気配があり、

 ひとり驚く、

 

 私はまわっているのに、、

 それを呼吸もしないまま、

 どうやって確かめたのだろう、、

 ほぼこうして生きてくる、

 この時刻に、、

 あたしは鳴り、

 あたしは向かう、、

 底に用意され、

 あたしは揺れてる、

 なんでだろ、、

 かかわりあいは静か、

 かかわりあいはヒ、

 まともに見つめ、、

 ここいらへつながる、

 わたしはそのなかに、

 複数の声を感じ、、

 今にはっきりとあらわす、

 どうだ、

 ここはもう、

 回転なのだ、、

 あなたが知ったときからそれはもう、

 

 ものの細部、

 あれ、

 秘密をさわって、

 やたらに、、

 ぐいぐいと押し込めるのも、、

 それはそれとして、不安になる、、

 あたしは眠る、、

 あたしは同一視、

 この幅の中に出て来、、

 今一量を過ごす、、

 人の身体、

 あ、

 なにと、接触と、疲れ、、

 私は先を見、

 熱を見、

 そうか、とひとり、つぶやいた・・・