お前にはこの声もいくつかの伝い、、
お前は、
どこでこの声を構成した、、
しらぬまに、
材料を集めて、、
今喉を通うのはあたしだけではない、、
ずっと古い記憶が、
また、
私のなかで鳴る、、
私は、
それに対して冷めているのではない、
見つめる距離が変わっている、、
あたしはゆっくりと見ている、、
おそらく、
あなたといて、
はしゃぐのは僅か数秒に過ぎないであろうこと、、
あなたの奥から、
伝わってくる声に、振るえて、
また顔を見る、、
あたりまえの、
本当にあたりまえの人間であること、
そこへの着地から、
何かを始めるのだろうか、、
あたしは、
そんなに好きか、と言われれば、
困惑して、
黙ってしまうだけの存在であると思う、、
去っていく背中を、
どこか遠いもののように見つめるものとして、
あるのだと思う、、
ねえ、
あなたもただの人間じゃないか、、
その、
ただの人間であるという箇所に、
ひとつの小さい拒否が潜む、、
あたしは、内部が、、
じりじりと言い出すのをきく、、
映像が、
やや灰色がかるのを見る、、
あたしが見ていたのは、、
この内景なのか、、
他者が疑問として、
私の前に立つ、、
お前には、
私が映らないのか、と、、
私は汗をかく、、
私は自分の水をまた拾い、
のみこんでいるだけなのだろうか、
そして、
他の人はそうでないのだろうか、、
あぶないところを渡る、、
そんなつもりもなく、
それには夢心地がいるのだろうか、
正気がいるのだろうか・・・