<2975>「あたし不思議時間、時間不思議事物」

 あたしは、

 まだ子どもですという、

 ひとつの保留の仕方からは、

 離れることにする、、

 何かに参加させられている側ではないし、

 ピュアではないし、、

 何も経験していない訳ではない、、

 

 からだは既に始まっているし、、 

 存在が増している、

 日々生きていることが濃くなる、、

 あたしはきっと、

 何が起きても大丈夫な訳ではない、

 訳ではないが、

 それぐらいにおもっているのは、、

 私が自分に課したこと、

 その重さが、

 しっかりと私を地面にくっつけているのに、十分だからで、、

 だから他のことは、

 関係があるようで、

 ないんだな、と思っている、、

 私は日々を濃くするだけ、

 おそらく何度も何度も線を引いていて、

 ここはまっくろなのだが、、

 あたしは順番に声を、

 きいているには違いがなく、

 きいて、きいて、

 ききたおしていることが、、

 どこか遠くなる、、

 どこか遠くなった場所で、、

 あたしは、

 存在の風景のなかで、空転し、、

 その、

 エンジン音の高まりのなかで、、

 私は、

 日々になる、、

 日々から日々へ、

 つながる糸にも鉛の色がつく、、

 あたしと鉛の匂い、、

 いくらもこの現象に重なる、、

 あたし不思議時間、

 時間不思議事物、、

 ものにかこまれて、

 ものにかえること、、

 

 からだから、

 あたし、普通、鉛、、

 おんど、、

 まだもっと持っていいよ、、

 あなた、

 もっと飲んでいいよ、、

 もっと、もっと、、

 からだの下方、、

 あたしは口を合わせる、、

 時間がとけてなくなる、、

 からだがある日まで来る・・・