<2912>「ひとつの身体を創造すること」

 あの、

 みじかい汗をかかせた、、

 場所はどこ、

 場所はどこだろう、、

 あなたは訊いていた、、

 これだけの量があれば、

 訊ねるには十分だとおもい、

 あなたはきいていた、、

 それで、

 私はすっかりこの道に、

 あらわれたままになってしまって、、

 今は知らない日々のなかにいる、、

 私は時間を作っていく、

 短い線を並べて、

 ここに、

 あらたな時間を、、

 あらわしていく、、

 

 だれだそこにあふれ、、

 そこの水をする人、

 そこにはあたしの身体がある、、

 どこからもきこえるに違いない、

 あたしに似たものが、

 もうそこまで来ているのだ、

 ひとつの身体を創造すること、

 何年もかけて創造することは、、

 おそろしく興奮することであると同時に、

 大変な喪失感を伴うものだ、、

 まったく違うところへ来てしまった、、

 まったく違う人間になってしまったと、

 あなたが言っている、、

 あなたは、、

 今通過儀礼のなかにいる、、

 からだのなかを通過していく、

 あなたのことはどこ、、

 あなたの行いは、、

 私にはそれが分かる、、

 あたしはひとつひとつを粘性にしていく、

 仕事を果たす、、

 からだのなかに戻る、、

 あたしは手足をする、、

 音のひとつひとつが来る、、

 あたしは目覚めていく、

 

 だれが、

 この存在のつながりに、

 ちょっとの、

 声を合わせていくのだろう、、

 ちょっとの、

 存在を、

 漏らしていくのだろう、、

 これはいつもの、

 いつもの青さではないと、

 私に伝えながら、、

 私は中へ入る、

 ひとつ、ひとつ・・・