<2800>「夢と眠りとひとつになること」

 少し前まで、

 ほとんどバラバラに機能していたものをも、

 今はまとめあげ、、

 あたしはなんとなくひとつになっている、、

 ねえ、知ってる、と、

 あたしの声が言う、、

 あたしは知らなくても書ける、、

 それは底にほどけ、、

 しかしまた、

 時間もなく招び戻せる、、

 あたしあたりまえの仕草、、

 あたしあたりまえのヒの切り方、、

 ヒの切断面に、

 黙って、

 静かにスタンプを貼っていくもの、、

 

 その目は落着く、

 その目はどこも見ている、、

 ここにいると私は私の霧のなかにはいれる、、

 はいれるので、、

 夢とさわぐのと何とも変わらない、、

 どこかで呼ばれて、

 目覚めて、

 また眠り、、

 この、

 淡々とした、あたりまえの時刻に、

 私の眠りをあちこちにいれこんで、、

 安心している、、

 あたしの機械音、、

 モードが、

 音もなく変わるところ、、

 あたしがまっすぐになって生まれること、、

 そこを見ている、、

 そこは、

 私にとってざわざわとする時間だっただろうか、

 なぜこの子どもは、

 こんなにも不信を持っているのだろう、、

 その疑問を、

 また私は内化して、

 からだのなかでじっくりと育てるだろうか、、

 

 あなた長い時間、

 長い時間がたつということは、

 折り畳んだものが増えたということ、、

 あたしは歩く、、

 あたしは歩くなかに消えてしまう、、

 なに、

 ほうけか、、

 そのたびに呼んでください、、

 あたしには夢の映像がある、

 同時に、

 全体が夢になるとは、

 今の時間が続いていくことでもあるはずだ、

 あなたは見る、、

 あなたは透明な形、、

 見ることのなかで、行く・・・