あたしは形あるもののなかに、
しずかに潜り、、
そこで生まれた、
そこで声をした、、
だれの声の形だろう、、
あたしは自身が挟まっているような感覚、、
私は空を見上げ、、
そのなかでできるだけ声をしてみたい、
と考えている、、
からだがふるえる、、
どこから吸い上げてきたのか、分からない、
それぞれの水たち、、
私のなかにはいってはやまない、
その記憶たち、、
なんとも、なんとも、、
こんなところに、ふらっと、、
形があらわれて、、
それは溶けて、
いくつもの方向へ、、
人々は、沈黙して、
そのそれぞれを見る、、
あたしが見ているのは、あれは、何だろう、、
それぞれの言葉がまわる、、
あたしは渦になる、、
ここの無感、
例えば水に、
倦怠はありうるだろうか、、
私は、いつのまにか、、
物量から来る疲れと、
少しずつ無縁になっていった、、
あなたがたの声が、
ここへ、
上手くまぜこめることになってきた、、
つまり、私は、、
別の通路をひらくはずだ、、
私の声の形を、
この場へも混ぜうるはずだ、、
手を見て、
手を見て、
何も不気味なところはない、、
だれが生きているのか、、
私は水を吸い込んでいるだけなのか、、
あたしはその小さい点へ向けて、、
意識を畳み、、
骨を畳み、、
舌を畳んで、、
その内空間で、
勢いを、爆発させる、、
ああ、順に身体が育った、、
わたしが育った、、
わたしはその目で見ていた、、
四肢は驚いていた、、
私が立ったから、、
私が水をすくったから・・・