しらないあたしの液体のなかから、
ねえ、
あなた何度も生まれてくるよ、、
からだ巡ってくるよ、
あたしはどうだろう、、
色に違いないものを、
次々に、見ている、、
次々に、
からだにたくわえている、、
自分のからだに、
なんだ、
いくつもの線が入るのを、、
しずかにたしかめて、、
あたしは泡の中に行く、、
あたしは明暗の中に行く、
あなたが住んだこと、
ひそかにこの時刻に、住んだこと、、
あたしから先に、
外部に出て、
呼吸が、
次々に生まれては、
また、
あたらしく流れること、、
私はしずかな手をし、、
からだにあなたを任せ、
また次々に来る、、
また次々にさわぎがくる、
わたしは憶えている、
わたしは怯えている、、
しずかな映像、
しずかな身体の畳み方、、
やあ、
やあ、
あなたの実体が、、
過去、言説、映像とともに、
ここを呼吸する、
やあ、
やあ、、
あなたは先に見えているの、、
どうかしら、
とても分からないけれど、、
あたしは映像の先、
ものごとのおこる先、、
しずかに振るえながら、
あたしは先にはじまる、、
あたしは奥にはじまる、、
そのからだの柄の部分を、、
ひとつひとつしめらす、、
ひとつひとつの毛並みをととのえ、、
あたしは現象を吸い、、
内部でその栄養分を受ける、
ここから生まれる人、
ここから生まれた人、
私にきこえるのは、そういう声・・・