<2906>「奥にはじまるあたしの液体」

 しらないあたしの液体のなかから、

 ねえ、

 あなた何度も生まれてくるよ、、

 からだ巡ってくるよ、

 あたしはどうだろう、、

 色に違いないものを、

 次々に、見ている、、

 次々に、

 からだにたくわえている、、

 自分のからだに、

 なんだ、

 いくつもの線が入るのを、、

 しずかにたしかめて、、

 あたしは泡の中に行く、、

 あたしは明暗の中に行く、

 

 あなたが住んだこと、

 ひそかにこの時刻に、住んだこと、、

 あたしから先に、

 外部に出て、

 呼吸が、

 次々に生まれては、

 また、

 あたらしく流れること、、

 私はしずかな手をし、、

 からだにあなたを任せ、

 また次々に来る、、

 また次々にさわぎがくる、

 わたしは憶えている、

 わたしは怯えている、、

 しずかな映像、

 しずかな身体の畳み方、、

 やあ、

 やあ、

 あなたの実体が、、

 過去、言説、映像とともに、

 ここを呼吸する、

 やあ、

 やあ、、

 あなたは先に見えているの、、

 どうかしら、

 とても分からないけれど、、

 あたしは映像の先、

 ものごとのおこる先、、

 しずかに振るえながら、

 あたしは先にはじまる、、

 

 あたしは奥にはじまる、、

 そのからだの柄の部分を、、

 ひとつひとつしめらす、、

 ひとつひとつの毛並みをととのえ、、

 あたしは現象を吸い、、

 内部でその栄養分を受ける、

 ここから生まれる人、

 ここから生まれた人、

 私にきこえるのは、そういう声・・・