内管が、
しずかな、
しかし確かな力で、絞られた、、
あたしは、
この人の、先の見通せない、
穴のようなものの、
内側を見つめる時間が、
しばらく続く、、
ねえ、
眠らせようとしているの、、
あいだ、
奥の、奥へ、
あなたも入って、、
私は、
複数の汗をかいている、、
また、
生まれるときの、
入口に立っている気がする、、
私は時間を揺さぶり、、
その場所を、
真っ暗な、穴の中を、
かきまぜ、
泡立てていた、、
随分と簡単な作りじゃないか、、
汗が少しひいていく、、
しかし、
目を合わせてはならない、、
これはどこまでも泥の様な場所だ、
と、
ひとりの眼球が告げている、、
私は汗を流す、、
これは私が望んだことだろうか、、
いや、
今は、
そういったあわい自体を、、
欲望とだけ名指すのが、
無理になってきている、、
形成されるもの、
私は、私で、形成されるもの、、
ひとつの水滴が、
私の命と同じ色をしているという確信、、
またそうした妄想に、
こうした日差しの強さがよく似合うという偶然、、
私は水を吐いていた、、
からだを、、
徹底して吐こうとしても、、
あなたは、
少しずつ強さを大きくするだけだ、、
あきれるほど、
こわれてしまいそうなそのビルドに、、
あたしは、、
無感と、
少しの塩分で迎える、、
ああ、
このからだから漏れるものに、
またあなたの人生合図がある・・・