あたしには、この、
いくつもの時間の積み重なりが、見え、
そこから、
大層な身体と、
名指される、、
あたしは、ただ、
水の行方を指し、
私は、ここに浮いた、
過去、ここに浮いた、と、、
ひとりでつぶやいている、、
透明な、
ひとりの沈黙時、、
あたしの姿がそれぞれ、
場所ごとに、
いくらか溶けていることをおもうと、
からだは、
深部まで行こうとする、、
まだ、
あなたは私の名前を、
知ったことがない、、
知らないまま、私は、
走ったことがない、
身体が、糸になって、
千切れたことがない、、
そのまま、、
水をめくって、
この過去の先に、
おのれの姿があらわれたこと、、
決して、
間違えて出発するのではない、
別の時間が、
特有の、
挨拶の気配を、持ってくるということ、、
あとにながれて、、
あれは解体の日々だったのか、、
まず内室を作る日々だったのか、、
からだからさらに先へ、
さらに奥へ、、
あたしの時間を、おろしていくことだったのか、、
あたしは、
からだばかりがほどける場所で、
ここをとまどい、、
ここをほうとひといきでほうり、
小さく蹴飛ばしたまま、
幾時間も、
幾時間も過ごしたと思った、、
この僅かの命、、
命といえども、、
どこへのびたらいいのか分からず、
エネルギイが過剰であって暴れ回っている時期、、
私の道に、、
身体のアイデアをもたらしてくること、、
遠い記憶の世界に、
小さな水を通すこと・・・