あなたはただからだのそばにいるだけ、
私の方から探り、、
私はしずかにかたまっているだけ、、
ごらん、
この水も流れてどこかに消える、、
私が見ていると、
私も消えて、、
ここに映っているもの、
まで、ただ、
どこか底のところへしまわれる、、
あたしはその表面を剥ぐ、、
どこからも、どこからも、
複雑に折り畳まれたものが、
次から、次から出てくる、、
さあ空気にふれて挨拶してくれ、、
あたしには方向などないのだけど、、
声を掛けられる、
あたしは内部へ回転する、
視線を向けられる、
あたしは無感で吸収する、、
こころ、こころ、、
あたしは太い層、
より、その、
幹に近い部分で、
しずかに声をひく、、
あれ一切、、
あなたが徐々に輪を描き、
外側に広がっていく、、
あたしは荷をほどき、、
からだから自由にする、、
からだはただ、
水を受け容れる管として、
いくつもの時間を待っている、、
この内時の皮膚の変化、、
あたしは労働し、
労働するのも忘れて、、
しずかに水のなかへ沈もうとする、、
あたしはただの管であった現在を、
からだのなかに見出そうとする、、
ひとりの女の人が過ぎる、、
あたしは管を複雑にしてしまった、、
エネルギイをいくつもたくわえてしまった、、
あたしは複雑になった管に、
もろもろのものが溜まり、
熱を持ち、
どこかへ出ようと、、
構えている人たちの、
その無表情の気迫に圧される、、
時間から外へ、
からだから外へ、
水から外へ、
外へ、外へのつぶやきが、、
からだにたまり、、
あたしは吐くようにしてからだを波打たせる・・・