<2900>「生命は、簡単で、においがあって、水が垂れて、はずかしい」

 からだ膜になるよ、

 知るよ、、

 あたしは知る、、

 有限時間、

 有限素振りで、、

 あたしは、

 ひとつ、ひとつをつまんでいくんだ、、

 からだはあたたまる、、

 あたしにまだ来るもの、

 あたしが吐き出すもの、

 吐き出すものを、

 見つめているのは、、

 私の魂なのだ、、

 私は、この、

 正にも負にも振れない、

 ただの穴を、、

 あなたから送られる、、

 

 その秘密は、、

 見えない暗がりから、

 息を届けている、

 わたしは、黙って、、

 その、風の連なりに、

 身を、

 ゆっくり置いていく、、

 うん、、

 しかし水がここまで、、

 しずかに、吐き出されて、、

 そのまま、深く、、

 からだの管にまで、

 届いている、、

 あなた、

 少し日にあたってきたらどうだろう、、

 それは、うん、

 それはそうだった、、

 私には、

 人工的にのびる、

 生命の線が、

 内側で生まれ、育つのを、

 眺めている習慣があった、、

 あたしは、

 言語帯として、

 しずかに、

 この環境のなかに、鳴っている、、

 

 あたしは、

 からだに、はずかしい、、

 こんな、簡単で、

 においがあって、、

 水を垂らしている、

 生命が、恥ずかしいというおもいと、、

 水が、おどり、、

 私が、どこまでも行こうとする、

 からだが、私と、どこまでも行こうとする、、

 その、混ざりあいで、

 生きている・・・