<2757>「なかに満ちる機械、回転の夢」

 かたい、

 しずかな水のなかに、、

 お前が来る、

 お前は、

 どういうしかたかも、分からないままに、来る、、

 からだ、

 お前は、出ている、、

 あちらこちらから、出る、、

 ただ、

 水のなかで混ざり、

 踊るだけ、、

 あの長い、

 季節のありかに、

 つながるだけ、、

 

 わたしはしずかに膨れた、、

 なかに、満ちる、機械、

 お前が言葉ごと、

 そこにうつせるような、、

 からだのよそおい、

 あたしはすぐそこに沈み、、

 ただ、

 水を集めて、

 しずかなからだにする、、

 あたしが集めていたもの、、

 底の方で、眠っているもの、

 おい、

 それははしゃぐんじゃないぞ、、

 しずかに触れて、

 起こしてあげてください、、

 そうしたら、

 表面へ印も、出てきます、

 出てきますからね、、

 なるほどあなたは、

 回転の夢、、

 回転の、わずかなあたたかさに、

 あなたの身体を、

 寄せようとしていた、、

 

 あなたはその回転のまま垂れた、、

 どこへ声する、、

 からだ声する、、

 からだたくみにあなたの方へ、

 私を揺する、、

 どうなのだろう、

 すぐ通路が閉じ、

 ほうけた場所へ、出てしまうのに、

 通路もなにも、

 うん、

 出てきた匂いはする、、

 出てきた ときの、

 空気の変容はある、、

 あなたがここにはじまり、、

 からだを通すこと、、

 もののなかに、

 あなたが通ること・・・