からだがまだ小さく、、
私は水とその残りに分解され、、
またほどかれる、
あとですてられる、、
あとでその時空に保存され、
舐め取られる、、
ものがただ落ちていく、、
落ちたところに埋もれ、、
あなたの身体なども集まって、
ひそかに出ろ、、
ひそかに流れ込んでしまえ、、
わたしは幾度も振り向き、、
あなたの声のなかにはいる、、
あなたの声のなかで水と私は一、
一のものは少し泡立ち、、
泡立ちのなかで、、
音がいくつか回転する、、
あなたは生まれそう?
どうだろう、、
わたしはしずかな泡からはいだしてきた、、
からだからすべてしみだしてきた、、
あたしは、
おそれから、泣いていた、、
人々が、ゆがんでいた、、
重たい、、
低くひびくような場所に出て、
あたしは、
重たい、、
風に黙って、
あるいは二人であたっている時間だけが、
静かな時間であった、、
私が何者であって、
何者でないのか、、
人々と出会うときほど、
それが鮮明になるときはない、、
私は順番に声をきいていた、、
どうしても通じない、
膜のような存在が、
意識されるのもそのころのこと、、
あたしはすべてに向けて、、
あたしを放ったというつもりはない、
しかしあたしの沈黙の、
異物感はそれなりのものだろう、という、
反省の目が出るようになった、、
なにかがからだのなかでさわぎし、、
そんなことはないかのように穏やかになり、
私は、存在の一点を見つめて、
向こう側へ、
たしかに、
ずるずると滑り込もうとしている、、
あなたの熱のありかた、、
あたしは膨らみ、
からだのなかにあらわれる、、
冷静に声をして・・・