お前が心臓のそばで、
そうして、
はたをかけるおとをきく、、
あたしはその、
だれでもない、、
中心の、
無感の穴を、ただ、
一心に見つめている、、
お前は声を起こさないで何をしているの、、
からだ、
からだからきてくれ、、
と、、
ひとつ言いながら、、
私ははてまでからだをひろげていく、、
と、
ひとつ言いながら、、
あたしあの鼓動の、
なかへ住んだよ、
なかへ住んだよ、、
ねえ、、
しずかな感情の線の、
その複数に走る仕方、、
あたしは見たよ、
あたしは見たよ、、
どれが私の液、、
どれがあなたの液、
散って、散って、
散って、散って、、
あなたははじまったよ、
この皮膚の匂いが、
お前にもきこえるだろう、、
お前にもこの肌の匂いが、
きこえるだろう、
きこえたら、、
からだをどんどん振ってくれ、、
ただ生まれるばかりの、
その地表面にからだを、
ふってくれ、ふってくれ、
ふってくれ、、
あなたは手のなかに混じるから、
私と、
私とともに、混じるからさ、、
あたしのひたいのとこ、
からだが入るとこ、、
あたしあぶないの、
なんの、なんの、
あぶないの、なんの、なんの、
わたし、
からだあぶないの、
なんの、
わたし、ほどけるの、、
うん、どうだろう、、
僅かな液が来れば、
それを合図に・・・