<2883>「緊張、職人芸、確認の本、引け目ではなく」

 それぞれが、、

 まだ私のなかで、

 整理もつかないまま、

 現象のなかに、紛れていっても、

 それは良いというところへ来る、

 私は、

 きっと落ち着いている訳ではない、、

 が、

 身体から外れている訳でもない、

 緊張が、よろこびだと言ってしまうと嘘になる、

 でも緊張が、

 まったくないと困ってしまう、と言うのは嘘にならない、

 

 あたしは、

 あなたの声のために、、

 この道幅まで、

 身体をのべましたよ、、

 私は、

 プライベートではなんらかかわりを持たない、

 現場で、

 顔を見合わせるのがたとえ嫌になっていても、

 実際の仕事となれば、

 夫婦以上の深いコンビネーションを見せる、、

 そういう技芸の世界が好きだ、

 もちろん、

 なかが良いに越したことはないだろうが、

 人間のコミュニケーションは仲が良いだけではない、

 

 ある、方向性を、

 確認するだけのために、読む本、、

 内容も、

 もうほとんど知っている、、

 読んだら変に間違うのではないかと思うぐらい、知っている、

 そういうものを、

 方向を間違えていないか、

 確認するためだけに読む、、

 自分のためが大きいかもしれない、

 それでも、

 人が、

 懸命に動いてくれている、、

 私は、

 それを、

 現実と一緒に把握しはじめた、、

 

 私は、

 なにか技芸において、

 圧倒しなければ生きていけないように思っていた、

 そして実際小部分で、

 いくらか圧倒してしまうと、

 今度はそのことに引け目を感じて小さくなっていた、

 そうではないんだ、

 持っているもの、

 よく多く持たされたものは、、

 必要なとき、

 存分に使ってもらうために、

 多く持たされていたんだ、、