世界はわたしのなかで淡々としている、、
わたしはここでこわいはずだ、
しかし、
あまりにそれが行き過ぎると、、
さて、
なにに対してそんなにこわいのか、
それが分からず、
あたしはここで静かになる、、
あたしも、世界も、
同じだけしずかだ、、
互いが互いを見、
ただの物であることを確かめる、、
あたしが日のなかで暮らし、
この生命はなんだと思い、、
いまや、
いくつもの回転を、、
縁や、なにかであるように、
感得するのが嘘みたいではある、、
しかし私は私の身体になったものと、
ぼちぼち付き合うようではある、
こわいなあ、
日々が命懸けであることはこんなにも明らかで、
日々が命懸けであることはどこまでも大袈裟だ、、
私はもっと当たり前に、
ただあるだけではないかしら、、
一日一日を送るために、
多少鈍である必要があるのでしょう、、
あんまり危機というものも、
ないかのごとく、、
そうだ、、
少しずつ私は自分をこぼすことを覚えた、、
ほんの少しでいいので、、
身体の段階が次へ、
なぜ身体は頼りになるのだ、
それは外部だからか、、
私はこんなに複雑な動きを知らない、、
あたしには衝撃が走る、、
ひとつの波になり、
わたしのなかを走る、、
私は心臓も、
肺も、、
腸も、
肋膜も、
それぞれ揺すられて、、
それぞれが水を吐き、、
身体のなかが泡立ち、、
しかし、沈黙へ向け、、
わたしたちが場を整えるのを、
泡は、消滅とともに見ている、、
こわくはなかったかい、
なんだろう、こわいというのは、
とっても当たり前のことだよなあ、、
私は少し吸う息を増やす、、
ひろがる、
世界が淡々と、私のなかでひろがる・・・