<2882>「生まれた場所と埃、そこからの外部」

 また知らない身体して、

 離して、、

 あと、いくつある、、

 あなたには、あなたの方法がある、、

 私は茹で上がる、、

 からだのなかの、閉じた部分、

 開いた部分、、

 上手く、身体が一致して、、

 知らない部分、

 ねえ、、

 形を知らないよ、、

 遠くの方で鳴っている、、

 

 あたしが生まれるときに、、

 静かな鐘の振動、、

 私は、その、

 薄煙りの、、

 昼か、夜か、

 分からない時刻に、、

 あたしの息の根を、

 巻きつけていたの、、

 それを探して、、

 うん、

 私は、

 ひとり空想のなかで、

 生まれた場所へと戻ろうとする、、

 あなたにも、あなたにも、、

 私の、

 生まれた場所はどこか、と、

 訊ねさせてくれ、、

 もう、

 何度も通った道に、

 誰の姿も見留めることはできない、

 それはそれとして、

 私は今を、、

 真剣に経過する、、

 open to everyone、

 but、、

 あたしは、、

 小さな室と、

 そこにたまった埃とに、

 中心に据わってもらい、、

 その外で、ひらいても、、

 誰かを騙しているなどとは、

 思わなくなっていた、、

 

 これは据えるまでの過程、

 据わるまでの過程、

 あなたが一音一音ごと、、

 乗せてきた場所の、

 その仕組みのはじめ、

 記述のはじめ、、

 生きてきた、、

 あたりまえの、景色のはじめ、、

 私は小さく、揺れていた、、

 内景色を、、

 はらなかにおさめて・・・