<2569>「かわいたらうしろへほうけていく」

 はてをはたいた、

 こえがした、

 きれいな、水のなかに、

 ただ、

 わたしの線がある、、

 わたしは過去のいろに、

 それぞれのかたちを加え、

 あなたを生む、、

 あなたはまた、しらない、、

 ゆっくりとした肌になる、、

 あたしはまたころぶ、

 声のなかにころぶ、、

 今線上、、

 今響き、

 

 かたちを見て、、

 なるたけこの響きに、

 あなたはまっすぐつくよう、

 それはかたりのはじめ、、

 あなたの、

 歩行のはじめ、、

 私は列をなし、

 この回転のいくつもを、

 あたりまえに含む、、

 含む液ができたら、

 声の線分に、

 それをつけ、、

 そのまま流れのなかへととどく、、

 あ、

 いとのない歩行、、

 からだのうしろ、、

 うしろのほうけ、、

 ほうけた場所にいる人、

 ほうけたもののつたえ、、

 あなたいとになりますね、

 どこからかしらない、

 この声を持って、

 即座に いとへなります、、

 からだかぶり、、

 あたしは合図をし、

 前面へ、出ます、、

 

 はらのかわいた人間、、

 私は砂を詰めよう、、

 ことばとともにゆらぐ、

 たしかな砂を、、

 たしかなはだしを、、

 あたしは手をして、

 このヒに、かわかし、、

 あたしは歩行して、

 何度も生まれ、

 何度も訊ね、、

 からだふくらまそう、、

 なにかついた、、

 なにか地平へついた、、

 からだのたくわえが・・・