あなたがまだこの液体のはじめ、
あたしが進んで、
なかに進んで、、
ただ一にも二にも、
それを含んでいるとき、、
あなたの目の光が変わり、、
私は記憶を数える、、
あたしはまだ宇宙の端にいて、
ただの時刻を数えるだけ、、
順番に、
回転しながら、、
あなたはそばにあらわれてくるだけ、
私は見ている、、
しずかな回転の隙間を、、
あたしは見ている、
ゆっくりと見ているまま、、
あなたはこの地上に招ばれた、、
私ははりついて、
板も、呼吸もない、、
このヒのことをゆっくりと確かめる、、
どこからさらわれるか、
分かったものではないまま、
わたしはこのつちのなかにあらわれてしまう、
じょうぜつか、
これはじょうぜつなのか、、
私はただ液体が垂れているだけのように思う、、
しずかなはじまり、、
しずかな興奮線のなかで、、
私は生まれてくる、、
ものを、
一度二度と、
かぞえてみる人がいて、、
あたしもその視線を、
少しずつもらっている、、
あたしがはだのしたに、
からだを混ぜていて、、
もう見ているものも、なにも、
はっきりとは掴めない、、
ものが足りないのではない、、
あたしはここで爆発したいのでもない、、
からだ粘っていけ、、
あなたの声の粘性をたよりに、
あたしふくらんでいけと、
しずかに声をかけている、、
あたしはまだこの時刻に、
生まれたばかりの姿で住んで、、
それを、
静かに包みはじめた、、
包みはじめたものは、、
安心して、液が、
私になるまでを、
待っていたのだ、、
むかえよう、、
私は羽になろうとした・・・