<2872>「今、私は、奥の方で、眠い」

 起きたこと、

 持ってきたものが、

 全てなしになる訳ではないんだ、

 むしろ濃くなる、、

 それでも、

 付き合いが上手くなる、、

 もう長いこと一緒にいると、

 

 私は、

 最初のコミュニケーションで素っ気ないのに、

 後からはそうでもないのに、

 純粋に、驚いていた時期を経た、

 今は背後に、

 印象が育つ時間、

 出来事を受け取る時間があるのだと知ります、

 しずかに振れている、、

 その印象の糸を見ます、、

 周りから徐々に、水が来ます、

 私はひらいています、、

 からだから、

 つくってうまれて、、

 なんだ、

 私がいだかれたり、

 いだいたりする、

 あたりまえの場所に、

 あたりまえの姿で、出ただけなんだ、、

 ここへ静かに寄って、

 まっすぐにあなたを見ていますと、

 私というのはどこにもない気がする、

 思ってもいないことを、

 書くのと違います、、

 今、私は、奥の方で、眠い、、

 からだを、見つけています、、

 あなたのリズムからあたしのリズムへ、、

 順に、

 響きを渡しても、、

 私にはそれが不思議から、

 自然へと変化する、

 遥かな流れがありました、、

 

 あたしがずっと昔、、

 さびしくても、

 それはひとりのためではないと気がついたとき、

 少し自由でした、、

 私はそうして、

 同じようにその隣の、

 ひとりの人に、、

 私の波が伝わって、、

 まったくあなたの糸に染みる、

 水の紋様が、

 少しずつ変化してくるのをしります、、

 苛立ちや、

 安定する場所も分からないのは、

 まだ脳が、

 あちこちに跳ねているからかもしれません、、

 私は手の中、、