<2868>「現実を掴まえたばかりでも」

 ただ遊んでいただけなのに、

 気がついたら夜になっている、、

 ただ同じことをしてきただけなのに、

 気がついたらまったく別の場所へ来ている、、

 あの人も、

 あの人もあの人も、

 帰って、

 また消えてしまう、、

 私はまた遊ぶ準備をする、、

 また同じことをする準備を、、

 

 誰かを愛せるようになってしまうと、

 私は、

 存在ごと消えてしまうのではないか、

 そういう妄想を持っている、

 私もあなたも、

 消えてしまうのではないか、、

 しかし、

 それは姿勢には関係がないことだ、、

 今、

 現実を掴まえて、

 幸せになって、、

 それですぐに死んでしまったら、

 あまりにもではないか、

 という妄想を抱く、

 でも聞いてください、、

 私と皆さん、、

 大事なことに、

 死ぬまえに気がついたなら、

 それは大きなことではないでしょうか、

 ですのでもしものことがあれば、

 ここを読んで安心してください、、

 私と皆さん、、

 これは疑いもなく、

 ここに生きていたという印、、

 私は、

 紙の上は、、

 現実の生とは別天地だと思っていましたよ、、

 しかし、

 こういう風に一致してくる、、

 そういう日が来るとは思っていなかった、、

 

 そうか、

 こういう風に生きていたのですね、

 私は友達が泣いていても、

 親が泣いていても、、

 知らない人が泣いていても、

 私が泣いていても、、

 よく分からないと思ってきましたが、、

 現実が、

 同じような顔をして訪れて、

 私も同じことをするのに、、

 一日ごとに物事はどんどん先へと進み、

 もう戻れないという事実は、

 悲しいことなどなくとも、

 それだけで涙に値することです・・・