<2862>「糸がかわる、次の身体が準備される」

 ひとつの身体のなかに、

 まだみたこともなく、、

 あなたのかげりと、

 関心の中心とが、、

 ゆっくりと、

 滑るようにして、、

 私のお腹のなかへ、入ってきます、、

 ああ、

 なんだかこれはとてもあたたかいはずで、、

 私から、

 日々の流れを見ては、、

 適度にあつめられる、、

 ものを見ては、

 慎重に、

 しずかに、

 身体をこぼすことをしている、、

 

 この道のありかに、

 あなたはひとつひとつと、、

 小さな声をあてて、、

 私がどこへ行こうと、

 そこで見ているものは、、

 複数のかたまり以外のものではない、、

 あたしが過去に、、

 置いてきた線に向かい、、

 しずかな膜を投げ、、

 お腹のなかに回収する、、

 こんな生まれかたは、

 私が小さいということで、、

 うん、

 身体が始まっているんだ、、

 命をあらわした、、

 あたしは、

 しわのなかでいくつもはじまっている、、

 あたしがただ、

 だまってここに肌をのばす様子を、、

 ちょっと見てもらう、、

 ちょっと見てもらって、、

 なんとおりもの、

 ここにいることを作っていくようだが、、

 私は達した、、

 いや、

 達したそばから、

 次の身体が準備される、、

 

 はなれたところからかよう、、

 その道の箇所々々に、

 わたしは現象を、、

 しずかな現象をなせる、、

 おお、

 さきに行った人たちは、

 こうやって複雑になって、いったのかな、、

 分からないが、、

 どこからこのかたまりがくるのか、、

 あたしは糸がかわった、、

 かえた糸が、

 まかれるおと・・・