お前は間違いだと思っているのか、
間違いだとされていることに、
身体を合わせているのか、、
模倣していく、
あたしはただの空間になってゆく、、
複数の肌、
複数の眠り、、
あなたは、
溶けることを夢見、
溶けることなどないということを承知して、
ここに出てくる、、
ここに新しく出てくる、、
ただいたずらに、
知られたばかりのところへ出てきて、、
身体を、
適当に動かす、、
あなたは、存在の核を、、
外にすっかりうつしてしまう、、
これでいいのか、、
あたしにはしかしこの室だけに、
黙って引っ込んでいる姿も想像できない、、
黙って浮いているものも、
私には分からない、、
すでに感じられ、
完成したものから、、
流れだすうんだにおいや、、
それをかいでまたうみはじめるひと、、
それぞれに、、
わたしの印を渡して、、
いまかいまかとはじまるのを待ち構える人、、
心配をなさるな、
いずれそこに着く、、
そこに着くということは、
案外こわいものですね、、
わたしは呼吸を深くする、、
奥が、
びりびりと鳴っている、、
私の四方に、
この勢いのまま、散りながら、、
たずねていく、、
まだ分からないな、、
訳も分からずに アく場所、、
あなたを見留めて、、
しずかに裂ける場所、、
裂けたところから、、
いくつもの水の線が出てきて、、
私は眠くなる、、
この、、
うまれを含んだくらいひくい香りも、、
また私の中に畳まれる、、
はて、、
存在がはじまったところから、、
存在がかえってきて、
あなたも遠そうだ・・・