<2853>「世界と室を行き来する」

 お前が知っている身体には、

 この呼吸が入っているのか、、

 さあ、

 それはどうだか、分からない、、

 ただお前の果てに、、

 静かに埋もれていく、

 ひとつの言葉があるらしい、、

 お前は浮かれている訳ではない、

 真剣な訳でもない、、

 ただここに集まる姿なのだ、、

 お前がどこから帰ろうと、、

 このヒは、

 お前を待ち受けている、、

 

 あなたは招待されて、

 私の道の中、

 にゆっくり入ってくると思う、、

 ことばが並び、、

 そのひとつひとつが離れて、、

 私はただの殻になる、

 あ、

 すばやく、、

 熱が浮かんでいる、、

 私は、

 ひとつの姿になり、、

 ここでほうけ、、

 そのまま遊び、

 そのままくだる、、

 世界から、

 室に帰り、、

 私は空の容れ物になる、、

 声もない、、

 風景もない、

 からだもない、、

 あたしはそのカラの室の状態で、

 再び世界へ戻り、

 人を困惑させてしまうことがある、、

 しかし違う領域だ、、

 それでだんだんと分かってきた、、

 あたしがひとりの空間を大事に思うのも、

 そうでないと、室がどこにも出来ないからなんだ、

 全てが世界になる、、

 その場所で私は踊り、

 少しして帰る、、

 

 少ししてまた合わさる、、

 またからだがはね出す、、

 水を垂らしてもらい、

 膨らむまでは、

 そんなことも想定出来ないほどだった、、

 私は歌い、

 酒を飲み、、

 身体を膨らませた、、

 しずかな声がきこえていた、、

 私はそこに入口を見出す、、

 長い長い道が続く・・・