<2648>「ひとりの身体になりますように」

 次々にこの場所へ集まるのを、

 あたしはほうけとして経過する、、

 現実は、

 眠っているための場所である、

 どうも、そうとしか思われない、

 と感じる、

 私はたしかに、過去のどこかに存在しました、、

 今は、

 静かな覚醒の世界にいる、

 以前は、

 そのことで、少し戸惑うことも、私はありました、、

 私は、しかし、、

 今はしずかな覚醒の、

 その世界の中にいて、醒めたら、

 失われるものがありやしないか、と、、

 おそれていたものがそっくり、

 剥がれているのを感じます、、

 

 熱が身体を作り、、

 あたしはそのなかに住まっていた、、

 身体が、

 上手く操れない、、

 十全に機能しているとは、

 私は言い難いなかで、

 なおのこと、私は中でした、、

 ですから、

 今は中からのびて、

 皮膚の裏側を通り、、

 身体の先端まで、

 その膜がのびていき、、

 この、

 筋肉や腱や、

 骨や、

 血管が、、

 私と一致しますように、

 どうか私が一となりますように、

 と考え始めている、、

 

 あたしは身体の中にいる、、

 そのことが、少しも驚きではない、

 無我夢中には、何か、、

 楽しい要素が必要だと、

 考えておりませんでしたか、、

 しかし、

 私はすとんと、、

 自身の内部の、また内部へ、

 意識を落とすだけなのを知りました、、

 ここに来たらなんということはない、、

 あたしは、

 先へ先へ行ったらいいのだ、、

 格別急ぐでもなく、

 常に身体へ、、

 接触を、、

 振動を送っていたらいいのだ、、

 なにだろう、、

 いちいちがあたたかいの、、