<2798>「ねえ、知らない人、ああ、なんだ」

 なに、

 入ってこようとするな、、

 あたしは、

 一歩をひき、、

 からだから、外に出て、

 あなたを眺める、

 呑み込もうと、

 そこで構えていないでくれ、、

 あたしは流れ出るよ、

 まったくおそろしいな、、

 私は、、

 ねじを巻き、

 その巻いた分だけ動く、、

 ひとつの機械になれたらいい、、

 

 あなたひとりあなた手のさわぎ、、

 この、、

 かたい沈黙のなかにいて、、

 あなたも、また、、

 私を見ている、、

 私は、徐々に、

 存在者の次元から、降りていく、、

 降りていく先に、、

 この呼吸が、

 まっすぐ通る場所がある、、

 あなたの変わらなさ、

 あなたの核の部分に保存された声を、、

 あたしは掬うよ、、

 掬って、、

 しばらく見て、、

 また海に返すよ、、

 あなたはあなたで、

 何が返されたのか、、

 まったく分からなかった、

 ような表情をしているね、、

 あたしはヒにあたりながらなかに入った、、

 からだだけ、、

 からだだけ時刻のなかで燃えていりゃ、

 これは私のはだと変わらない色になる、、

 あとねあとね、、

 この匂いも私から作られたんだよ、

 あとねあとね・・・

 

 私はほうけて遠くを見る、、

 ねえ、ねえ、、

 ああ、ああ、

 ねえ、ねえ、ねえ、、

 ああ、なんだ、お前、

 そこにいたのか、

 ここにいるのは私だけだと思っていたよ、

 ねえ、

 しらない人、しらない人、、

 ああ、なんだ、、

 お前、、

 どこに声を、流そうとしている、、

 あなたは誰だ・・・